機能説明:
閲覧者のマウスや指の動きを画面ごと録画する機能です。
SessionCam はサイト閲覧者の画面を録画して、ユーザーのマウスの動きやクリック、スクロール、モバイルユーザーの指の動向を全て記録しています。
(ただし個人情報に関するテキストフィールドは録画されず、全てアスタリスク*になります)
これによりGoogleアナリティクスでは見えない、リアルな動作が見えます。
録画された各セッション(1ユーザあたりの一連の訪問時の行動)を再生する時には設定の調整で以下のこともできます。
- 再生速度を早く、もしくは遅くする (0.25倍速から5倍速)
- 長時間動きのない部分を自動的にスキップする
- 自動的にページをスクロールする
- マウスにハイライトをつけてもっと観やすくする
- クリックされたところに後でわかるように印を残す
こうして無駄な時間を使わずに録画を見やすく閲覧することができます。
さらに、動画を再生しながら気になる部分にコメントを残すこともでき、重要な情報が見逃されないようにもできます。(コメントは後でまとめて閲覧することもできます)
どのような場面で使うのか:
Googleアナリティクスをみても、WEBサイトの訪問者が本当にどこで困っているのか、フラストレーションが溜まっているのは見えません。
特に以下のような部分では詳細に把握できないこともあります。
- どこで離脱しているのか
- どこで迷っているのか
- どこで間違った動きをしているのか
さらに、成約(コンバージョン)に至るステップで、どこが原因で脱落しているのかは訪問者がパソコンやスマホを操作している後ろに立ってみない限りわかりません。
そのような使い勝手(ユーザビリティ)を録画することにより、次に改善すべき項目を把握し、その後の改善につなげることができます。
弊社ではビッグデータで「多くの人の平均的な動き」を検証するよりも、「たった1人を満足させる」部分に集中した方が早く結果が出る、という考え方を持つべきだ、と考えております。

Recordings(録画)の画面に入ると、サイト閲覧者全ての録画されたセッション(1ユーザあたりの一連の訪問の行動)がリストとしてあります。
各サイト閲覧者が訪問したページ数、総滞在時間、アクセスのあった地域、ご使用のデバイスとそのI Pアドレスの詳細も簡単にみられます。
マウスホバーをすると、より詳細に情報を確認することができます。
【Recordings機能画面の表示項目】
- CS Score (C Sスコア): 5点満点で5に近い数字の方が、ユーザが不満を持っているというスコア (p.47参照)
- Start Date (開始日時):セッションが開始された日付と時間
- Exit Page (離脱ページ):離脱するまで最後に辿ったページ
- Pages (ページ数):そのセッションで訪ねた合計ページ数
- Duration (デュレーション):レコーディングの再生時間
- Location (ロケーション):ユーザーの国情報
- Device (デバイス):ユーザーがどのデバイスを使っているのか
【参考】IPアドレスの見方
WEBサイトの訪問者のIPアドレスが見えることにより、企業名が判明する場合があります。BtoB事業の場合、インサイドセールスに活用できます。

+をクリックするとウィンドウが開くので、その中にIPアドレスがあります。

https://www.cman.jp/network/support/ip.html
ここで調べることができます

レコーディング機能では、ユーザーのマウスの位置と動き、クリックしたところ、入力した内容などが見られます。(入力した文字はセキュリティのため、**に変更されます)
また、ユーザーが訪問したページとそのページの滞在時間もわかりやすく表示されています。

動画の上にあるタスクバーから再生速度の調整ができます。

さらに、ノートのアイコンをクリックしたまま、動画上にドラッグ・ドロップすると、動画のその箇所にコメントを残すこともできます。

再生設定で下記の設定も変えることができます
- Auto scroll = 自動スクロール
- Skip inactivity = 動きがない箇所を自動にスキップ
- Highlight mouse position = マウスのハイライト
- Keep clicks visible = クリックされたところに跡を残す

レコーディング機能の再生画面から、そのセッションのヒートマップを出力することができます。(※ヒートマップ機能については、p.8を参照ください)

セッションカムのあらゆる機能の画面からもセッションのレコーディングをアクセスすることができます。(上記の)レコーディングスのマークを押すと、当刻するセッションのレコーディングに直接誘導されます。